OPC UA over TSNの未来を築く

産業用IoTの統合通信基準へ

OPC UA over TSNは、産業用IoTの統合通信標準となり得ます。フィールドレベルでのOPC UAの標準化と継続的な開発は、OPCファウンデーションの傘下で行われます。これは、ベンダーに依存しない、インターフェイスのない産業用通信に対する市場の需要に対する待望の答えです。

B&Rは、コントローラーおよびフィールドレベルでの通信に、TSNを介したOPC UAを開発および標準化するイニシアチブのメインプレーヤーでした。弊社はまた、以下の標準化団体でも主導的な役割を果たしています。それは、OPC Foundation、 IEC/IEEE、そして VDMA です。B&Rは、Industrial Internet Consortiumが実施するテストベッドなどにも積極的に参加しています。「マシンビルダーとオペレータの両方で、統合通信により真の利益が得られるよう、私たちは努力しております。」 B&R - Vice President of Strategy and Innovations の Stefan Schöneggerは述べています。さらに、B&Rの親会社であるABBは、OPCファウンデーションのボードメンバーに任命されました。

18倍高速

OPC UA over TSNを使用すると、管理と構成が簡単なプラグアンドプロデュースネットワークが可能になります。ネットワークステーションは、現在市場に出ているどのプロトコルよりも最大18倍高速に通信します。これにより、緊密に同期されたモーションおよび制御アプリケーションなどの分野で新たな可能性が開かれます。

OPC UA over TSNは、将来のIoTアプリケーションの要件も満たします。このテクノロジーは、数万のノードで構成されるネットワークをサポートし、イーサネット標準への帯域幅拡張の利点があります。統合型マシンビジョンアプリケーションによって生成されたデータなどの大量なデータでも、簡単に処理できます。

ITとOTの融合

OPC UAは、センサーからクラウドへのシームレスで透過的な通信を可能にします。ITとOTの世界は融合して統合ネットワークを形成し、すべての産業用IoTアプリケーションの重要な要件を満たします。 OPC UAとTSNイーサネット規格の拡張は、独立した組織によって管理および開発されており、OPC UA over TSNは真にベンダーに依存しないプロトコルです。「通信の観点から、マシンビルダーとオペレータは特定のサプライヤーに縛られなくなりました」と、Schöneggerは説明しております。



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