モデルベース制御によるパフォーマンス向上

ACOPOS P3サーボドライブの新しいコントロール機能

B&Rは、ACOPOS P3サーボドライブに3つの新しいモデルベース制御機能を追加しました。この新たな機能は、B&RのAutomation Studioエンジニアリング環境で使用でき、機械の生産性とスピードを向上させる、より正確な制御パフォーマンスを可能にします。周波数の振動を減らすと、機械部品の耐用年数が延び、保守コストが削減されます。

モデルベース制御とバーチャル・センサにより、弾性ドライブシステムをより正確に制御できます。モータメカニクスと輸送されるペイロードの両方が、制御ループで考慮されます。ステータス制御は、結果として生じる振動を低減し、外部の外乱を迅速に補償します。また、位置決め精度が向上し、終了位置にすばやく到達します。これにより、機械のパフォーマンスと製品品質の両方が向上します。

最適な位置曲線

インテリジェントなフィード・フォワード制御により、最適化されたエンコーダ位置曲線が生成され、基準位置が正確に守られます。数学的モデルから導かれる任意の位置を、基準位置として使用できます。以前は、これを行うには2つのエンコーダが必要でしたが、インテリジェントなフィード・フォワード制御のおかげで、1つのエンコーダで足りるようになりました。

ボタンを押すだけのモデルベース制御

Automation Studioを使用すると、モーション制御システムに最適なパラメータを簡単に設定することができます。オートチューニングは、システムパラメータと、モデルベースのフィードバック・コントローラのパラメータを識別するために使用されます。よって、パラメータをマニュアルで識別する必要はなくなります。



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