ホーミングを1度だけに

B&Rのサーボドライブシリーズの新しいセーフティ機能

SafeMOTION1.9のリリースに伴い、B&RはACOPOSマルチサーボドライブシリーズのセーフティ機能をアップデートしました。 2つの新機能 – Remanent Safe Position(セーフポジション保持) (RSP) and Safely Limited Acceleration(安全加速制限) (SLA) –に加え、このアップデートにより機械のSafeMOTIONパラメータオプションが導入され、システムの稼働率と使いやすさがアップしました。

安全なアブソリュートマルチターンポジションを確保するために、今までは軸を再起動する度にホーミングが必要でした。 複雑な多軸システムなどの場合、これではかなりの労力を要することになってしまいます。 RSPファンクションにより、SafeROBOTIC SLS、SafeROBOTIC SLP、SafeROBOTIC SLOをパワーオンサイクル毎にホーミングせずに使用できるようになります。

限界により近く

Safely Limited Acceleration(安全加速制限) (SLA)ファンクションは軸の加速や減速を監視します。 監視リミットを超えた場合、SafeMOTIONモジュールがエラー認識状態に入ります。

連結した軸にSLAセーフティファンクションを使えば、障害が起きた際に軸が動き続ける最大オーバーランを著しく減らすことができます。 そうすると、SLS SafeROBOTICファンクションで設定される制限速度を、本当に危険なぎりぎりに近いところに設定ができます。

パラメータの伝送を簡単に

マシンの試運転の際、ホーミング・オフセットやユニットシステムなど、あるパラメータについては機械ごとに設定する必要があります。 マシン・オプション・ファンクションを使えば、選択したセーフティ・パラメータをファンクショナルアプリケーションからSafeMOTIONへ伝送できます。 セーフ・マシン・オプションは、例えば操作パネル上のHMIアプリケーションからパラメータの更新を行うのにも使えます。



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