生産部門に500名の新たな従業員

B&Rはオートメーションの高い需要に対応するため、新たな雇用モデルを導入

B&Rは、オートメーションソリューションの需要増加に迅速に対応するため、1年間の期間限定で週末に新しい生産シフトを実施しています。このシフトは、土日の週20時間の勤務で、オーストリアのフルタイム勤務と同等の給与が支給されます。募集を開始後、わずか数週間で、700名以上の応募がありました。その後、3月よりすでに300名の従業員が勤務しており、4月にはさらに200名が勤務を開始します。

この措置は、COVID19の大流行と世界的なサプライチェーンの危機を受け、オートメーションソリューションへの需要が飛躍的に高まったために必要となったものです。B&RのCEOであるJörg Theisは、「オートメーションは多くの産業で最重要課題となっており、特にターゲット市場に近接したニアショアリング生産を行う点ではその傾向が顕著です」と説明しています。

「私たちのソリューションは、企業が事業と労働力を維持・拡大する上で重要な役割を担っています。この緊急性を認識し、オートメーションソリューションに対するお客様の高い需要にできるだけ早く応えたいと考えています。そのために、生産能力を大幅に増強し、さらに週末の臨時シフトを導入しています。」

多様な応募者層

この新しい雇用モデルに応募してきた方は、年齢層、生活様式、家族構成において、さまざまな方がいます。学生と親が一緒に、また求職中、転職を考えている方も来ています。ほかにも、自営業で副業を探している方や、定年退職目前の方、

見習い期間を終えたばかりの方や、学士号や修士号を持つ方まで様々です。リンツ、ウィーン、バイエルンなど、B&R本社から4時間圏内と遠方から来た方も少なくありません。

1年間の目標施策

B&Rは、700名を超える応募者に対して個別面接を行うのではなく、1月と2月に計7回の「ジョブデイ」を開催しました。このイベントで、新しい職場の第一印象を感じてもらい、この雇用モデルを確立することができました。

「このような革新的な措置でこの異例の事態に対応できる機会を与えてくれた労使協議会と労働組合、そして応募してくださった多くの方にとても感謝しています。」とTheisは強調します。 この週末シフトは一時的な措置として合意され、2024年2月末に終了する予定です。B&Rではその後も多くの従業員が、引き続き通常勤務にあたってくれることを望んでいます。

未来につながる仕事

ABBのマシン&ファクトリーオートメーションののグローバルセンターとして、B&Rはオーストリアで未来の雇用に投資する多くの成功したグローバル企業の仲間入りを果たしています。 昨年夏の新しいイノベーション&トレーニングキャンパスの開設に伴い、ABBはエッゲルスベルクのB&R本社を10万平方メートル以上に拡張しました。これにより、B&Rは中欧最大の生産・研究開発・トレーニング施設の統合拠点となりました。



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